商品・サービスの概要
江戸時代に手漉き和紙の盛んだった大津市桐生の古川与助商店では、西陣織の金銀糸を製造してきた技術を活かし、和紙の裁断時に出る端材を活用して糸研究し、和紙糸を使ったジャケットやブラウスの製作に成功しました。お客様の好きな色に染め、1点ずつ丁寧に作る『自分色のジャケット』も好評で、世界が注目する和紙の新しい活用法として期待されます。また、その端材を障害者施設に提供し、ランチョンマット等にリユースしていただく取り組みも行っています。(一般応募)
商品・サービスのアピールポイント
「環境配慮性」
和紙糸になっている原材料は針葉樹の木やマニラ麻が主原料で森林や麻の循環に役立っています。
天然素材ですので環境にも良く、焼却しても害がないと言われています。和紙糸は壁紙等にもなっていますが、呼吸するとのことで健康にも良いと言われています。
和紙を織る商品素材として、カットした時に出る端材を障害者の施設に提供しています。
和紙は直ぐに破れると思われていますが、撚糸をすると強度も増し、和紙のボディータオルは1年以上持ちます。
和紙のジャケットはお好きな色に染色が可能で、自分だけのオリジナルジャケットが作れます。
「地域性」
大津市桐生は江戸時代に手漉き和紙の盛んだった地域です。地元の成子紙工房様との連携で地域の仕事としてもアピールできると考えています。後継者問題が今後予想されますので、地域の人々とのつながりから自然に事業継承ができる流れを今から作る必要があると考えています。
「独創性」
和紙ジャケットは1点ずつお客様のお好きな色に染色し、オーダーメイドでカラフルな色のジャケットを作っています。大手の会社はそこまで手間をかけて作ろうとされない分野ですので、それが独創性になっていると思われます。ジャケット以外の商品も、独創的な展開をしていきたいと思っています。
「共感性」
購入されたお客様と「和紙ジャケットの会」を年1回開催しています。その中から新しい出会いがあり、ビジネスチャンスにも繋がっています。滋賀県から元気が生まれ、今後、国内外に和紙ジャケットの会が出来ればうれしく思います。オーストラリア在住の方にも和紙ジャケットを購入いただきました。和紙の可能性はまだまだ無限にあると思っています。